2021/07/01
商店街にお店を並べているご近所さん同士でも、
昔からの関係じゃなければ、意外と人間関係がなかったりするのが、考えてみれば当たり前のことです。
目の前のお店同士やお隣同士なんかだと、当然ご挨拶もするでしょうし、
バイトの子どうしが友達になっていたりするかもしれませんが、
車道を挟んだ向こう側、歩いて3分くらいのお店なら、もう、
「あそこに新しいお店ができたのね」
くらいの関係しかないのが当然です。
今日、とある飲食店でランチをしながら、あとであっちの花屋さんに寄ろう、と考えていました。
そして、以前花屋さんに花屋の廃棄率は結構高い、
という話を聞いたことをなんとなく思い出し、
この飲食店でお花買ってくれないかな?と勝手なことを思いました。飲食店にお花を飾るのって、悪くないですよね?
そこで、仲良しの店長さんに
「ねえ、このお店にお花飾ったりしない?」
と聞いてみたら、
「良いっすね!」
という反応。
「お花屋さんの廃棄前のお花とかを半額で買うとか、どう?」と言うと、
「うーん、僕は全然やりたいっすけど、お金が発生するとさすがに社長に聞かないとですねー」
「だよねー。ならば、この店先でお花を売ってしまうっていうのは??」
「え?マジで?それメッチャいいじゃないですか!
すぐそこだし、うちで売らせてもらったら、場所代とかなん%バックとか細かいこと言わないんで、
売れた分だけお金持って行きますよ!うちはお花が並んでたら店先が華やかになるし、めっちゃ嬉しいっす!」
と、花屋さんの意思も確認しないで勝手に二人で盛り上がりました。
で、花屋さんに行き
「ねえねえ、あそこの飲食店さんの店先でもお花売らない?」
と、これまた唐突に提案。奥さんを連れ出し、トコトコ歩いて、飲食店さんへ。
店長さんとお引き合わせし、ここのところに少し並べて…などと、打合せ。
なんと明日から、飲食店さんの店先にもお花が並ぶことになりました。
うまくいくと良いなあ。
そして、ご近所同士が仲良くなってくれることが、とても嬉しいこと。
こういう緩いつながりが、ご近所オフィス的ご近所の考え方なのでした。